海外でも「和牛」の人気が高まっているのを受けて、島根県が海外に販売拠点を持つ食肉卸業者と連携し、県産和牛の定期的な輸出を始めることになりました。

きめの細かいさしが入った霜降り肉…肉汁があふれます。海外でも、高級牛肉の代名詞になっている「和牛」。こうした人気の高まりを受けて、島根県が海外に販売拠点を持つ食肉卸業者と連携し、県産和牛の定期的な輸出を始めることになりました。

JAしまねでは、6月25日に、継続的な輸出と販売拡大を期待して「輸出開始式」を行いました。輸出されるのは、雲南市の畜産会社「熟豊ファーム」のサステナブル和牛。一般に肉が硬いとして食用としては敬遠される出産を経験したメスの牛を再肥育し、「サステナブル和牛 熟」の名でブランド化しています。すでに海外への輸出実績があるこの和牛を毎年約40頭、大田市の食肉公社を通じて定期的にタイへ輸出します。島根県産和牛の海外への継続的な輸出は、初めての試みです。

銀閣寺大西・大西雷三代表取締役:
行政のバックアップする思いも伝わったので、我々もしっかりと島根和牛を売り込んでいきたい。

JAしまね・石川寿樹代表理事組合長:
これを契機に和牛だけでなく、他の農産物もどんどん輸出が増えればいい。

円安を追い風に、海外への販路拡大が県内畜産業の振興につながればと関係者は期待していています。

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