米国土安全保障省は7月2日、米国への不法入国を試みた中国人をチャーター便で週末に強制送還したと明らかにした。写真はマヨルカス国土安全保障長官。4月17日、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
米国土安全保障省は2日、米国への不法入国を試みた中国人をチャーター便で週末に強制送還したと明らかにした。急増する中国からの不法移民を取り締まり、人身売買の撲滅に取り組んでいると述べた。
強制送還した中国人の数は明らかにしていないが、2018年以来の大規模なチャーター便による強制送還になる。
マヨルカス国土安全保障長官は「われわれは引き続き移民法を執行し、米国に滞在する法的根拠のない個人を追放する」とし、「密輸業者の嘘を信じるべきではない」と述べた。
米国ビザ(査証)取得が難しくなったことに加え、コロナ禍での厳格なロックダウン(都市封鎖)の経済への影響により、米国に入国を試みる中国人の数は急増している。
米政府によると24年度(23年10月開始)から5月までにメキシコおよびカナダと国境で入国審査に訪れた中国人移民は約5万6000人に達し、23年度の5万2700人を上回っている。
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