台湾海巡署(海上保安庁に相当)によると、中国福建省アモイ市と泉州市に近い台湾の離島、金門島周辺の海域で7月2日夜、操業中の台湾漁船が中国海警局に拿捕された。写真は上陸を阻む障壁。2月21日撮影(2024年 ロイター/Ann Wang)

台湾海巡署(海上保安庁に相当)によると、中国福建省アモイ市と泉州市に近い台湾の離島、金門島周辺の海域で2日夜、操業中の台湾漁船が中国海警局に拿捕された。

海巡署の船が支援に向かい、放送で解放を呼びかけたが、中国側は妨害しないよう要求。海巡署が衝突を避けるため引き下がったところ、漁船が中国の港に連行されたという。

中国は分離独立派と見なす頼清徳総統が5月に就任して以降、台湾への圧力を強めている。

中国国務院台湾事務弁公室からのコメントは得られていない。

金門島周辺では2月に中国船が台湾当局から逃げようとして横転し2人が死亡。これを受け、中国海警局は周辺海域で定期パトロールを開始した。



[ロイター]


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