サウジアラビアにあるイスラム教の聖地、メッカへの大巡礼が最高潮を迎えましたが、暑さなどから巡礼中に14人が死亡したと発表されました。

 メッカへの大巡礼はイスラム教徒の義務の一つで、イスラム暦のこの時期には多くの信者らがメッカへ押し掛けます。

 そうしたなか、この週末気温が最高47℃にまで上がり、ヨルダン外務省は16日、ヨルダン人14人が巡礼中に死亡したと発表しました。

 そのうち、少なくとも6人が熱中症によるものとみられています。

 サウジアラビアの保健省は気温の急上昇を警告すると共に、巡礼者には水分補給を心掛け、最も暑い時間帯には屋外に出ないように呼び掛けています。

 19日まで続く大巡礼の期間中、内外からおよそ180万人以上の信者が参加するとみられています。

 また、今年はパレスチナ自治区・ガザで紛争が続いていることから、礼拝では「苦しんでいるパレスチナの兄弟のために祈ろう」と呼び掛けられたということです。

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