ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇がG7(主要7カ国首脳会議)に出席し、AI(人工知能)の軍事利用について懸念を示しました。
フランシスコ教皇(87)は14日、イタリアで開催されているG7サミットのAIに関する会合で講演し、「倫理性を持たないAIの選択に対して人間が適切にコントロールできる余地を確保するべきだ」と訴えました。
ローマ・カトリック教会 フランシスコ教皇
「機械の選択に頼らざるを得なくなり、人間から自分自身や自分の人生について決定する能力を奪ってしまうと、人類は絶望的な未来に追いやられてしまうだろう」
ローマ教皇は特にAIの兵器への利用に懸念を示し、人間の判断なしに自律的に目標を定めて攻撃する「自律型致死兵器システム」について、「いかなる機械も人間の命を奪うことを選択するべきではない」と開発・使用の再考を要請しました。
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