イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザで捕らえられていた人質4人を救出しました。この救出作戦に伴う攻撃により、地元当局は210人が死亡したとしていて、周辺国からのイスラエルに対する批判の声が大きくなっています。

イスラエル軍によりますと、人質4人は8日、ガザ中部ヌセイラットで救出され、イスラエルに戻り、家族らと再会しました。

ネタニヤフ首相は「非常に感動的な日だ」とし、人質全員の解放に向け今後も尽力していくと強調しています。

しかし、ガザの地元当局は、この人質救出作戦に伴う難民キャンプへの攻撃で、少なくとも210人が死亡、400人以上がけがをしたと発表、「残酷な虐殺だ」と非難しています。

こうした中、アメリカのバイデン大統領は“人質が救出されたことについて歓迎する”とコメントしました。

一方で、イスラエルに対する批判の声は大きくなっていて、戦闘停止などに向けた交渉を仲介するエジプトは、難民キャンプへの攻撃について「最も強い言葉で非難する」との声明を発表。ヨルダン外務省も「イスラエルは市民を標的にして国際法、国際人道法に違反し、戦争犯罪を続けている」として非難しています。

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