北朝鮮がごみをぶら下げた風船を韓国へ飛ばしたことを受け、韓国政府は対抗措置として拡声器を使った北朝鮮向けの宣伝放送を再開すると発表しました。

韓国軍によりますと、北朝鮮はきのう夜から、ごみをぶら下げた風船およそ330個を韓国へ飛ばし、80個あまりがソウルなどに落下したことが確認されています。

これを受け韓国政府は緊急の国家安全保障会議を開き、風船への対抗措置として拡声器を使った北朝鮮向けの宣伝放送をきょう中に再開すると発表。「北朝鮮の政権には耐え難いが、軍や住民には光と希望のニュースを伝えてくれるだろう」と強調しました。

北朝鮮は、韓国が宣伝放送を実施した2015年には韓国に向け砲撃を行ったこともあり、今回も反発を強める可能性があります。

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