中国でスパイの摘発などを担当する国家安全省が、これまでの摘発事例をまとめた番組をSNSに投稿し、国民に国家安全の意識を高めるよう宣伝しました。

 番組は4月15日の「国家安全教育日」に合わせて、2日間にわたって投稿されました。

 番組では、中国の政府機関から外国に派遣された人物が、その国のスパイとなったとされる事案などが実名・顔出しで紹介されています。

 なかには、その国の女性公務員と関係を持ち、2人の私生児を産ませたうえ、中国の国家機密を盗もうとしていたとして死刑判決を受けた男性もいます。

 今年は習近平国家主席が国家安全を重視する姿勢を示してから10年となり、政府は国民にスパイ摘発を推奨するなど、宣伝活動を強めています。

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