イーロン・マスク氏がCEO=最高経営責任者を務めるアメリカEV=電気自動車メーカーのテスラが、世界で従業員の10%以上を削減方針であると現地メディアが報じました。

ロイター通信などによりますと、マスク氏は従業員向けのメモの中で「次の成長段階に向けて、コスト削減と生産性向上のために会社のあらゆる面を見直すことが重要である」とした上で、「全世界で10%以上の人員削減をする苦渋の決断をした」と示したという事です。

テスラは去年12月時点で、全世界でおよそ14万人の従業員がいるとされています。

具体的にどの部門で人員削減が行われるかは分かっていませんが、ブルームバーグ通信は一部の部門では20%近くが削減されると伝えています。

テスラは低価格のEV開発からの撤退を検討しているとの報道もあり、今回、18年間会社に在籍し、電池やモーター技術の開発を担っていた上級副社長が退職したことを発表しているほか、複数の幹部が会社を離れたとみられています。

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