台湾の新たな総統に民進党の頼清徳氏が就任しました。

 頼清徳氏は20日朝、台湾総統府に夫人とともに登庁し、台湾の国父と呼ばれる孫文の肖像画の前で宣誓を行い、16代目の台湾総統に就任しました。

 その後、頼清徳新総統は蔡英文前総統とともに総統府前に作られた特設ステージに現れました。

 会場に招待された数千人の市民からは、新たな総統の誕生と8年の任期を終えた蔡英文総統をねぎらう拍手が沸きました。

 この後、20日正午前から頼清徳新総統による就任演説が行われます。

 現地メディアの報道によりますと、演説では「現状維持」が強調される見通しですが、台湾統一を目指す中国側の反発は必至で、どのような言葉で対中政策が語られるのか注目されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。