5月19日、アフリカ・コンゴ(旧ザイール)でクーデター未遂事件があり、首謀者が殺害されたほか、米国人3人を含む約50人が逮捕されたと、同国軍報道官がロイターに明らかにした。写真は19日、首都キンシャサ中心部にある政府建物を占拠した迷彩服姿の集団。ソーシャルメディアに投稿された動画より(2024年 ロイター/Christian Malanga)

アフリカ・コンゴ(旧ザイール)で19日にクーデター未遂事件があり、首謀者が殺害されたほか、米国人3人を含む約50人が逮捕されたと、同国軍報道官がロイターに明らかにした。

報道官によると、首都キンシャサ中心部にあるチセケディ大統領の公邸を武装集団が襲撃。ロイターの記者は午前4時前後に銃声が鳴り響くのを聞いていた。

 

また、議会の次期議長と目されていたビタル・カメルヘ副首相・経済相の邸宅も襲撃されたと、同氏の報道官や駐コンゴ日本大使がXへの投稿で明らかにした。

また、キンシャサから発射された砲弾が隣国コンゴ共和国のブラザビルを直撃し、数人が負傷した。同国政府が明らかにした。

前出のコンゴ軍報道官は、米国を拠点とするコンゴ人政治家クリスチャン・マランガ氏がクーデター未遂の首謀者だと指摘。ロイターに、大統領公邸を襲撃した際に殺害されたと述べた。逮捕された米国人の1人は同氏の息子だという。

マランガ氏のものとみられるフェイスブックアカウントは、襲撃の様子を撮影したとみられる動画が掲載された。同氏は、昨年12月に再選されたチセケディ大統領とカメルヘ氏が「あまりにも多くの愚かなことをしてきた」と批判した。



[ロイター]


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