アメリカのバイデン大統領は16日、「記憶力の衰え」が指摘された事情聴取の録音記録の公開を拒否しました。

バイデン大統領の機密文書持ち出し問題を巡り、捜査を担当した特別検察官は起訴を見送った理由として、バイデン氏が「陪審員に対し、記憶力の乏しい高齢者として自らを示す可能性がある」などと指摘している。

これについて野党・共和党が多数を占める連邦議会下院の委員会は、事情聴取の録音記録の開示を求めていた。

バイデン氏は拒否の理由について、「機密かつ憲法で保護された資料を、政治的利益のために要求することは不適切だ」としている。

記録を非公開にすることで、高齢への懸念が続くバイデン氏にとっては大統領選への影響を避けたい狙いもあるとみられる。

これについてトランプ前大統領の陣営は、「ペテン師バイデンとその弱腰の政権は、行政特権を政治利用している」などと反発している。

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