ロシアのプーチン大統領は年末恒例の大記者会見で、ウクライナ侵攻をめぐり「目標達成に近づいている」と強調し、ウクライナ側に「交渉と妥協の用意が必要だ」と主張しました。

ロシア プーチン大統領
「われわれは、特別軍事作戦の目標達成に近づいている」

プーチン大統領は、国内外の記者や国民からの質問に4時間半にわたって応じ、ウクライナ侵攻をめぐりロシア軍が支配地域を拡大していて優勢だと強調しました。

そのうえで、「交渉と妥協の用意がある」としつつ「相手もその用意が必要だ」と主張し、ロシアが一方的に併合した4つの州からウクライナ軍が撤退することなどを条件とする考えを改めて示しました。

また、アメリカのトランプ次期大統領とは4年以上話していないとし、「いつでも会う用意がある」と述べています。

一方、ロシアが後ろ盾となってきたシリアのアサド政権崩壊により、シリア国内でのロシア軍の駐留継続が不透明になっていることをめぐり、暫定政権と「利害の一致が必要だ」と述べました。

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