アサド政権が崩壊した中東・シリアをめぐり、国連のグテーレス事務総長は、シリア人自身による政権移行を実現するため国際社会に支援を求めました。

国連 グテーレス事務総長
「政権の移行は、シリア人によるシリア人のためのものでなくてはいけない」

国連のグテーレス事務総長は19日、アサド政権が崩壊したシリアについて「歴史的で決定的な瞬間にある」と述べ、シリア人自身による政権移行を実現させるため、国際社会に協力を求めました。そのうえで、「内戦の終結からは程遠い状態だ」と語り、民間人の保護と人道支援の拡大の必要性を訴えました。

また、イスラエルに対し、シリアへの空爆を停止するよう求めるとともに、「ゴラン高原」の緩衝地帯について「国連軍以外は駐留すべきではない」として、部隊を撤退させるべきだと主張しました。

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