イギリスの中央銀行は、政策金利を4.75%のまま据え置くと発表しました。インフレの加速への懸念から、金利を高い水準に維持する必要があると判断しました。

イギリスの中央銀行であるイングランド銀行は13日、会合の結果、政策金利を現在の4.75%のまま据え置くと発表しました。

金利を据え置くのは2会合ぶりです。

委員9人のうち、ベイリー総裁を含む6人が据え置きに賛成した一方、3人が0.25%の利下げを求めました。

11月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて2.6%の上昇と、2か月連続でイングランド銀行が物価目標とする2%を上回っています。

イングランド銀行はインフレ加速への懸念から、金利を高い水準に維持する必要があると判断しました。

ベイリー総裁は「段階的に利下げを進めることが正しいと考えている」としたうえで、「経済の不確実性が高まっており、利下げの時期や幅をどうするのかは確約できない」と説明しました。

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