アメリカのトランプ次期大統領が有罪評決を受けた不倫の口止めを巡る裁判で、ニューヨーク州地裁は大統領の「免責特権」が適用されないとの判断を示しました。

この裁判は、トランプ氏が不倫関係にあったとされる女性に支払った口止め料を不正に処理したとして、2024年5月にアメリカの大統領経験者として史上初めて有罪評決を受けたものです。

2024年7月に、連邦最高裁が大統領在任中の公務に対しては「免責特権」が適用されると判断したことを受けて、トランプ氏側が有罪評決の破棄を求めていました。

こうした中、ニューヨーク州地裁は16日、公務とは関係がない私的な行為で免責特権は適用されないとの判断を下し、トランプ氏側の訴えを退けました。

この判断を受けて、トランプ氏は自身のSNSで「魔女狩り」などと反発しています。

一方で、次期大統領に量刑を言い渡すべきではないとするトランプ氏側の別の訴えについては、裁判所はまだ判断を示していません。

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