北朝鮮メディアが韓国の非常戒厳に初めて言及しました。「全国で怒りの声が起こっている」と伝えています。

 朝鮮労働党の機関紙は11日付の紙面で韓国の非常戒厳に初めて言及しました。

 尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が「独裁の銃刀を国民に躊躇(ちゅうちょ)なく突きつける衝撃的な事件が起きた」とし、軍が国会に投入され、その後、6時間で解除されたことや、弾劾(だんがい)訴追案が不成立となったことなど詳細に伝えています。

 さらに「このニュースが伝えられると国会周辺だけでなく韓国全土が抗議の場になった」とし、各地で弾劾を求める集会が開かれていると写真付きで伝えています。

 強権的な政府とそれに反発する民衆という内容は、北朝鮮の体制維持にとって好ましくないことから、人民が読む機関紙で言及するかどうか注目されていました。

画像:11日付労働新聞

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