壊れた車両=2024年12月10日、オムドゥルマン(ロイター=共同)

 内戦下のアフリカ北東部スーダンで9~10日、市場やバスへの空爆や砲撃が相次ぎ、ロイター通信によると、市民ら100人以上が死亡した。昨年4月以降、戦闘を続ける国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の双方が攻撃したとみられる。停戦交渉は停滞し、内戦収束の兆しは見えない。

 西部の北ダルフール州では9日、国軍が複数の爆弾で市場を攻撃したとみられ、100人以上が死亡。10日にはハルツーム州でバスがRSFの砲撃を受け、少なくとも20人が犠牲になった。

 紛争地域のデータを収集する米NPO「ACLED」によると、スーダンでは昨年4月以降、少なくとも1万8000人が戦闘で死亡した。(共同)

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