イスラエル軍はレバノン南部に空爆を行い、9人が死亡しました。これに先立ち、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラも攻撃を行っていて、停戦の維持が危ぶまれる事態となっています。
イスラエル軍は2日、レバノン南部でヒズボラの拠点数十か所を攻撃したと発表しました。レバノンの保健当局によると、あわせて9人が死亡したということです。
イスラエルとヒズボラの間では先月27日に停戦が発効しましたが、イスラエル軍はそれ以降も連日攻撃を続けていて、今回の攻撃は停戦発効後としては最大規模のものとみられています。
これに先立ち、ヒズボラも停戦発効以降初めてイスラエル軍の拠点を攻撃していて、「防衛のための警告攻撃だ」としています。
アメリカ国務省 ミラー報道官
「停戦が発効して以降、停戦は成功していると見ている」
一方、アメリカ国務省のミラー報道官は、停戦発効前のような戦闘が止まり、犠牲者が連日相次ぐような事態になっていないことを指摘し、「停戦は成功している」と評価しました。
また、「停戦違反が起きることは当然予想していた」と話すとともに、アメリカとフランスが加わった停戦監視の枠組みを通して事態に対応していく考えを示しました。
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