小林製薬の紅麴(こうじ)サプリメントによる健康被害問題をめぐり、武見敬三厚生労働相は27日の閣議後会見で、健康被害情報の分析や評価をするワーキンググループ(WG)を来月、設置すると発表した。

 大阪市などの自治体は、小林製薬に寄せられた死亡に関する相談について、医療機関などに聞き取り調査をしている。相談は25日時点で114件。このうち、69件は調査が終了し、30件は調査ができないと判断された。残りの15件は調査が続いている。

 武見氏は、自治体が調査を終え、厚労省に報告した健康被害情報について「WGを設置し、医学、疫学的な分析、評価を行う」と述べた。厚労省はWGとは別に、原因物質の特定も進めている。(藤谷和広)

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