広島県は25日、県内全域に「新型コロナ医療ひっ迫警報」を発表しました。警報が出されるのは、今回が初めてです。

発表によりますと、21日までの1週間に報告された新型コロナの感染者数が、定点あたり呉市保健所管内で14.88人、福山市保健所管内で15.59人と、県が独自に設定した「警報」の基準値を上回りました。

「新型コロナ医療ひっ迫警報」は、県内のいずれかの保健所管内で、新型コロナの感染者数が定点あたり13人以上となった場合に出されます。

県によりますと、21日までの1週間に報告された県内全体の新型コロナの感染者数は、定点あたり11.38人で、3週連続の増加となりました。前の週の1.3倍です。

県は医療のひっ迫を避けるため、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患のある人に感染させないよう、感染防止策の徹底を呼びかけています。

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