衆議院が9日に解散して事実上の選挙戦がスタートしましたが「福岡9区」に動揺が広がっています。

9日夕方、衆議院解散後の自民党本部。

石破総裁が自民党の公認候補者に公認証を手渡していました。

石破総裁と微妙な関係と言われる麻生太郎さんも、がっちり握手する姿を報道陣に披露。

ただ、この自民党の公認、福岡の小選挙区から出馬する10人には出ましたが9区の大家さんにだけは出ませんでした。

◆参議院議員 大家敏志氏(9日)
「率直にくやしいという思いをきょうは、幹部にも伝えさせていただきました」

大家さんは9区の党員による投票で勝利し、県連からの支持も得て党の公認を求めていましたが、党本部は参議院と衆議院の間でのくら替えを原則禁止する規約などから公認を出さないと判断しました。

大家さんは9日夜、福岡で後援会関係者などと今後の対応を話し合いましたが、無所属でも出馬するのか、それとも出馬を取りやめるのか、結論は出なかったということです。

◆参議院議員 大家敏志氏(9日)
「公認獲得ということ。その後の当選ということを目指して全力でやってきたので、今本当に率直に悔しいという思いです。しっかり頭を整理したい」

大家さんは11日、関係者との話し合いを踏まえ今後の方針を表明するとしています。

ここにきて大きな局面を迎えている「福岡9区」には大家さんを含め5人が立候補の意向を表明しています。

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