9月、東京大学が2025年度の入学者から年間の授業料を約10万円値上げすることを正式に決定しました。

これについて長崎大学は10日の定例会見で引き上げについて「白紙」と強調しました。

長崎大学の永安武 学長は「給与水準の引き上げに対応していくのが第一」としたうえで、授業料の引き上げについて次のように述べました。

永安武 学長
「そこ(授業料の引き上げ)は最後の砦といいますか」「今、高校の授業料の無償化が叫ばれている中で相反するようなことをやるというのも、いかがなものかと思っています」

大学病院の手術の件数が増えている一方で、薬の価格が上がり、電気代も高騰しているため、大学の運営状況は厳しさを増しているということです。

授業料の引き上げは現時点では「白紙」ですが、今後、何らかの対応が必要になるとの見解を示しました。

ところで大学は長崎市の長崎スタジアムシティ内に設置する「長崎大学テクノロジーイノベーションキャンパス」のオープンセレモニーを今月18日に行います。

様々な企業とコラボレーションしてイノベーションハブの機能を持たせたいとしています。

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