JR九州の子会社による高速船「クイーンビートル」の浸水隠蔽問題で、国による臨時検査の前日にセンサーの位置を元に戻し隠蔽が発覚しないよう工作が行われていたことがわかりました。

JR九州高速船は今年2月から3カ月以上にわたって浸水を知らせる警報センサーの位置をずらすなどして、国への必要な報告を行わず船の運航を続けていました。

九州運輸局では今年5月にJR九州高速船からの報告を受けた後、臨時検査を行ないましたが、センサーがずらされていることに気づかなかったということです。

この点について、8月の問題発覚後の調査で説明を求めたところ、「臨時検査の前日にセンサーの位置を元に戻した」という証言が得られたということです。

また、クイーンビートルの船長が会社に対し「これ以上は厳しい」と伝えていたこともわかったということです。

JR九州高速船は10月中に改善報告書を提出することになっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。