民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、長野県上田市の「アイ」が9月30日付で事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。

同社は1991(平成3)年に設立されたプラスチック成形用の金型製造業者です。

自動車や船舶の関連部品、住宅用設備、OA機器などの金型製造をを手がけ、2020(令和2)年8月期には約1億1000万円の年間売上高を計上していました。

しかし、2000年4月に工場を移転新築した後、マンパワー不足となり予定通りに売り上げを伸ばせない中で投資負担は重く収益性も低迷、財務面は債務超過に陥っていたということです。

2023(令和5)年8月期の年間売上高は約1億4000万円を計上したものの収益性は改善せず資金繰りはひっ迫し、支払い不能の状態に陥ったことから事業の継続を断念したということです。

負債は約1億8000万円にのぼると見られています。

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