「長崎くんち」は午後からはご神体をお旅所に移す「お下り」の神事が行われました。

午後1時 雨が降る中で神輿守町の男たちに担がれて神輿が諏訪神社の石段を静かにおりました。
 
諏訪・住吉・森崎の3体のご神体を大波止のお旅所まで運ぶ「お下り」です。

担ぎ手が勢いよく駆け出す「もりこみ」は安全を考慮し、神社の石段を下り切ってから行われました。

天狗の面をつけた猿田彦に先導されたお下りの一行は、時代装束に身を包み町を練り歩きます。

途中、沿道に集まった人達がご利益を求めて神輿の下をくぐりました。

見物人(長与町から)
「(子供が)今、7カ月です」「初めてのおくんちだったのでくぐってみた」「健康で元気に育ってください、と(願った)」

見物人(大村から)
「縁起物なのでこの子と一緒に(くぐった)」「家族みんなで仲良く過ごせたらいいなと」

大波止でも観光客や市民などが見守る中、神輿が勢いよく走り抜けました。

神輿守小島連合会 担ぎ手 萩原剛さん
「天気は残念だったが、皆で一つになってもりこめたので、気分は晴れ晴れしている」

3体のご神体は無事、お旅所に安置され、「お上り」で諏訪神社に戻ります。

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