九州電力は1日、2025年春の採用予定者を対象に内定式を福岡市内で開いた。九電が対面形式の内定式を開くのは7年ぶり。
内定者292人のうち高校生らを除く172人が出席し、内定通知書が渡された。津野喜久代・人材活性化本部長が「変化の激しい時代だが、過去にとらわれず道を切り開くチャンスでもある。チャレンジしてほしい」とあいさつした。九電は採用者のうち技術系の女性比率を10%とする目標を設定しており、25年度予定者は12・6%となった。
内定式はかつて、学業への配慮などを理由に対面形式をやめた企業も多かった。近年は少子化に伴う「売り手市場」が続いており、内定辞退を防ぐ手段として復活させる企業も増えている。
九電は17年まで内定式を開催していたが、18年に台風で中止となった後、学業への配慮などで見合わせており、23年はオンラインで内定式を開いた。【久野洋】
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