日銀は30日から2日間、金融政策を決める会合を開きます。

今回の会合で「追加利上げ」に踏み切るのでしょうか?
フジテレビ・智田裕一解説副委員長の解説をお伝えします。

今回、日銀が「追加利上げ」のカードを切るかどうか、気になるデータがあります。

日銀が今回7月の会合で利上げに踏み切る確率について、市場参加者がどう見ているか分析したデータ。
約2週間前には「23%」だったのが、最新のデータでは「41%」に上昇しています。

今回追加利上げが行われた場合、住宅ローンを借りている人の変動金利が上がるのは年が明けてからになるケースが多いとみられます。

0.25%に利上げが行われた場合の試算では、全世帯平均で見ると、家計にプラスとなる預金金利の増加分がマイナスとなる住宅ローンの負担増を上回りますが、ローンを抱える40代世帯では、住宅ローンの負担増が預金金利の増加分を上回る見込みです。

追加利上げに向けては、賃金や消費の動きをもう少し時間をかけて見極めるべきだとの声も強く、日銀は慎重に議論を進めることになります。

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