大阪・関西万博の会場のシンボルとなる「大屋根リング」を見学するツアーが、6月30日から中高生向けに実施されます。

万博の会場となる夢洲で建設が進む「大屋根」はおよそ350億円の建築費がかけられ、完成すれば高さおよそ20メートル、1周およそ2キロで世界最大級の木造建築物となります。

大阪府と大阪市は、子どもたちが大屋根リングをリアルに体感することで万博への期待感を高めることを目的として、博覧会協会と協力し、中学生と高校生向けに6月末から大屋根リングの見学ツアーを実施すると発表しました。

大阪府の吉村洋文知事は29日の会見で「リングについては様々なご意見もありますし、いろんな報道もあります。ただ実際に見たことがない人がほとんどでありまして、僕も現場で本物を見ると『これはほんとにすごいな』と圧倒的な存在感を感じます。百聞は一見に如かずというものになろうかと思いますので、ぜひ木造建築物の技術の素晴らしさ、どういうものが出来上がっているのかというのをぜひ体感してもらえたら」と話しました。

ツアーに参加した生徒は、大阪府咲洲庁舎の高層階から会場を見ることができるほか、大屋根リングに実際に登って建設が進む会場の様子を見学できる予定です。

対象者は、府内の中学校や高校に通う生徒などで参加費は無料です。(ことし4月時点で12歳~17歳の生徒など)

ツアーは、ことし6月~10月の週末に6日実施される予定で、時間を区切って1日あたり3回ツアーが行われ、定員は各回25人、あわせて450人が参加できます。
【ツアー実施予定日 6月30日(日)、7月28日(日)、8月4日(日)、8月25日(日)、9月29日(日)、10月27日(日)】

ツアーに参加するためには事前にホームページで応募する必要があり、毎月1日~10日にその月の月末のツアー分の募集が実施されます。
応募者多数の場合は抽選になるということです。

また、中高生向けのツアーとは別に、博覧会協会は対象者を限定しない一般向けのツアーを実施する予定です。
この一般向けツアーについても中高生向けツアーと同じ日に実施されます。

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