日産自動車は11日、財務担当の責任者を交代するなどの経営陣の体制の変更を発表しました。

 日産は来年1月1日付で、CFO(最高財務責任者)のスティーブン・マー氏を中国事業の担当にします。

 後任には財務などの分野で長年経験を積み、北米事業を担当してきたジェレミー・パパン氏を置くとしました。

 留任する内田誠社長は、今回の人事について「会社を再び軌道に戻すための取り組みに必要とされる経験や緊急性を鑑みた」としています。

 来年4月には、さらなる経営体制の変更を行う方針です。

 日産は中間決算で純利益が前の年から93.5%減の192億円となるなど業績が悪化しています。

 今後は世界で9000人とする人員削減や生産能力の削減といった経営再建策の具体的な内容をいつ示すかが焦点です。

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