福島県いわき市のJRいわき駅が「平駅」から駅名を改称して12月で30周年。いわき駅では「懐かしさ」を感じさせてくれるイベントが始まっている。
一日約1万人が利用する、JRいわき駅。
市民の生活を支える浜通り最大の駅は、「平駅」から名称を変え2024年12月で30周年を迎えた。
JR東日本水戸支社いわき統括センターの大友大貴さんは「新しいまちづくりとして、いわき市と地域の皆様と連携しながら駅を中心とした街づくりというのを今一生懸命取り組んでいるところでございます」と話す。
1897年に「平駅」として開業したいわき駅。浜通りの玄関口として130年近く多くの人を迎えてきた。
そして1994年…JR平駅からいわき駅へ。
あれから30年…節目の年に合わせて、JR東日本が特別なイベントを企画した。JR東日本水戸支社いわき統括センターの田宮拓哉さんは「いわき駅構内を巡っていただくと、いわき駅構内に実際に緑色のポップアップが出てまいります。こちらは、いわき市や社員提供の平駅、そして以前のいわき駅に関する写真が載っております」という。
平駅だった頃と現在を見比べられるAR体験。1966年に撮影された駅前通りも見ることができ、タイムスリップした感覚を味わえる。これには市民も…「懐かしいですね。毎日ここ通ってたので、なんか感慨深いですね」と話す。
さらにファンにはたまらない限定グッズも。即日完売の人気ぶりだったが、反響を受け急きょ再販が決定した。JR東日本水戸支社いわき統括センターの鈴木紗世さんは「12月7日に再販いたしますので、皆さんお買い求めください」と呼び掛ける。
再開発も進み、時代にあわせて姿を変えていくいわき駅。思い出を大切にしながらこれからもいわきの顔として役割を果たしていく。
JR東日本水戸支社いわき統括センターの政井健一さんは「(震災後)色んな人が復興のために来ていただいて、町が変わったという印象がありますので、その中から大きく変わっていく、またこれからさらに変わっていく『いわき』っていうものは、すごく魅力的なのかなと感じています」と話した。
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