共同通信は5日、自民党の生稲晃子参院議員が靖国神社を参拝したとする誤った報道をした問題を受け、編集局長ら関係者6人の懲戒処分を決めたと発表した。

この問題では、共同通信が2022年8月15日の終戦の日に、生稲氏が靖国神社を参拝したと誤った報道をしていた。

また、外務政務官の生稲氏が11月に出席した世界文化遺産「佐渡島の金山」の追悼式に、韓国側が参加を見送ったことに関した記事でも、靖国参拝を断定的に報じたとして、水谷亨社長が外務省を訪れ謝罪していた。

高橋直人編集局長を減給、ニュースセンター長を出勤停止3日、当時の政治部デスクら2人をけん責、記事を書いた政治部記者ら2人を戒告処分とした。

また、「取材を分担し、情報を共有していた他社の記者の誤った情報をうのみにし、必要な確認を怠ったことが原因だった」としたうえで、「共有される情報はあくまで未確認情報の一つとして扱い、報道する場合には裏取りや確認を前提とする」などの再発防止策も、あわせて発表した。

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