ダイハツ工業は、車体と前輪をつなぐフロントサスペンションの部品の一部に不具合があるとして、19万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。

 リコールの対象は、ダイハツの「ムーヴ キャンバス」、「ハイゼット」、「ハイゼット デッキバン」のほか、スバルの「サンバー」と「サンバー オープンデッキ」、トヨタの「ピクシスバン」の合わせて6車種です。

 スバルとトヨタの車種もダイハツが製造したもので、2016年8月から2018年10月までに製造された合計19万1748台が対象です。

 国交省によりますと、車の振動を緩和する前方のサスペンションのバネの塗料がはがれやすいため、腐食が速く進むものがあるということです。

 そのまま使い続けるとバネが折れ、最悪の場合、折れた部品がタイヤと接触してパンクし、走行できなくなる恐れがあるとしています。

 これまで608件の不具合が確認されていますが、事故は報告されていません。

 ダイハツは、対象車両すべてで部品を無料交換するとしています。

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