今、日本を訪れる観光客の間で人気なのが駅弁。外国人が夢中になるその魅力とは?
■外国人観光客 駅弁に興味
東京駅 この記事の写真今、駅弁に熱い視線を注いでいるのは外国人観光客だ。東京駅の駅弁専門店には多くの外国人観光客の姿が見られた。
ホテルで駅弁シンガポールから1週間前に訪日したディビアさんとドゥルガさんは、前回日本に来た時にこの店を知ったといい、2回目の来店になる。
シンガポールにもこのような弁当があるのか聞いてみると、「全然違います。こんなにたくさん種類はない」と話す。
2人が選んだのは、青森県・津軽の弁当で、お魚だらけ。今回は新幹線ではなくホテルで食べるという。その様子を動画に収め、送ってくれた。
ドゥルガさん ディビアさん「日本のお米は本当においしいですね。やわらかい。お魚がいっぱい入っていて、うれしいです。また買います!100点満点です!」 リハーサル?
カリフォルニアから来たクリスさんとリコさんは、店内をじっくりと時間をかけて回り、駅弁を吟味する。
無事に決まりお会計かと思ったら、クリスさんから「あした買いに来ます。きょうは買わないわ」と驚きの一言が…。えっ?「きょうは買わない」って一体どういうこと?
クリスさん リコさん「私たちの新幹線はあしたなの。だから練習に来たんだ」
「(Q.では、きょうはリハーサル?)」
「そう!リハーサルです」
「(Q.とてもユニークですね)」
「どんなことが起こるか知っておけば、あした焦らずに済むでしょう?」
駅弁を買うために、わざわざ前日にリハーサルに訪れる力の入れよう。恐るべし駅弁愛。
クリスさん リコさん「ファーストタイム・エキベン(初めての駅弁)。ファーストタイム・シンカンセン (初めての新幹線)。あしたがとっても楽しみです」
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■日本の駅弁!世界に進出■日本の駅弁!世界に進出
世界進出駅弁はこれまで海外に進出していたが、新たなプロジェクトが動き出しているようだ。秋田を拠点とする花善など東日本、東海、西日本の3社の駅弁会社が集結し「EKIBEN WORLD TEAM」を立ち上げた。
来年2月には、スイス・チューリッヒ中央駅で駅弁を販売する。ここはスイス国内はもちろん、隣接するドイツ、フランス、イタリア、オーストリアを結ぶ鉄道の駅で、多くの国の人が利用するそうだ。さまざまな地域の会社が協力することで、駅弁を選ぶ楽しみを実現したという。
そして今後の展開として、花善の八木橋秀一社長は「冷凍技術の進歩で現地の人が期待する『メイドインジャパン』を届けられるようになった。2026年までには日本で作って冷凍した駅弁を輸出し、現地で解凍する販売体制を構築していく」としている。
パリの店での経験で、本場・日本で作られた駅弁を現地の人が食べたがっていることも参考にしているという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年12月4日放送分より)
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