先月の全国の百貨店売上高が2年8か月ぶりにマイナスとなりました。

日本百貨店協会によりますと、全国にある百貨店売上高は先月、およそ4477億円となり、去年の10月と比べて0.7%減少。2年8か月ぶりのマイナスでした。

記録的な暑さが続き、コートやマフラーなど秋冬の衣料品が伸び悩んだことなどが要因だということです。

さらに、相次ぐ値上げの影響で食料品の売上げは4か月連続でマイナスとなりました。

一方、好調だったのはインバウンド消費です。先月の免税売上げは前の年の同じ月より32.3%増え、508億円。10月として過去最高を記録しました。円安を追い風に客数が増え、化粧品や高級ブランド品などが伸びたということです。

今年1月~10月までの免税売上げは5347億円となり、2014年10月の調査開始以来初めて5000億円を突破。年間として過去最高だった去年の3484億をすでに大きく上回っています。

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