旅行大手のエイチ・アイ・エスは、子会社が雇用調整助成金の不正受給を行っていた疑いがあると発表しました。

 エイチ・アイ・エスによりますと、連結子会社である「ナンバーワントラベル渋谷」が2020年4月から2023年3月までの期間に雇用調整助成金を不正受給していた疑いで東京労働局による調査を受けています。

 受給総額は約1億円で、社内と外部の専門家による調査の結果、不正受給の可能性が極めて高いということです。

 受給済みの雇用調整助成金の返納を含め、労働局の判断に従うとしています。

 また、エイチ・アイ・エスは連結決算に及ぼす影響の確認に一定の時間を要するため、来月13日に予定されている決算発表を延期します。

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