11日に召集された特別国会。午前8時の開門と同時に、先月の衆院選で当選した新人議員たちが、国会議事堂に初めて登院しました。
開門およそ10分前に現れたのは、福島4区で初当選した自民党の坂本竜太郎さんです。報道陣に当選証書を掲げ、国政への意気込みを述べました。
自民・坂本竜太郎議員「しっかりと国民のみなさんのご期待に応えさせていただいて、責任ある政治を果たさせていただくよう覚悟を改めさせていただきました」
同じころ、正門前には、比例復活で初当選を果たした立憲民主党の斎藤裕喜さんの姿もありました。議員秘書の経験がある斎藤さん。今度は政治家として、県民の暮らしを支えると訴えました。
立憲・斎藤裕喜議員「今まで進められることができなかったことも踏まえてどうやって政策に反映していくか、みなさんと協力しながら取り組みたい」
そして午前11時半、国会に足を踏み入れたのは、こちらも比例復活の自民党・根本拓さんです。支援者からもらったネクタイを締め、気持ちを新たにしていました。
自民・根本拓議員「もしかしたら得られなかったはずのチャンスをいただいたということなので、思いっきり福島のため、日本のためにやれるべきことを精一杯やっていく」
区割り変更となった今回の衆院選では、県関係では小選挙区と比例代表合わせて7人が当選していて、このうち3人が新人です。
福島2区・玄葉議員が副議長に
そして午後、本会議では、衆議院の正副議長が選出され、副議長には、福島2区で当選した立憲民主党の玄葉光一郎さんが選ばれました。玄葉さんは、登院する際、副議長として抱負を述べていました。
立憲・玄葉光一郎議員「良い国会にするか、できるかどうかは野党側に責任がある。衆議院の副議長を任せられますので、今までの副議長よりも役割は大きい」
その後行われた総理大臣指名選挙。30年ぶりの決選投票で、石破総理が再び選出され、第二次石破内閣が11日夜、発足します。与党の大敗で大きく勢力が変わった国会。特別国会は、11月14日まで開かれます。
県関係の衆議院議員は、これまでの9人から7人に減りましたが、これまで以上に被災地や地方の声を国会に届け続けることが望まれます。
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