警察官になりすまして70代の女性からキャッシュカードをだまし取り、現金約180万円を盗んだとして36歳の無職の女が11日逮捕されました。女は闇バイトに応募したと話していて、これまでにも逮捕されていました。

詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは富山市西長江の無職、永森晴菜容疑者(36)です。

警察によりますと、永森容疑者は何者かと共謀してことし5月、黒部市に住む70代の女性に警察官を装って電話をかけ「あなたのキャッシュカードが不正利用されている」「カード番号を変更する必要があるので、通帳の番号と暗証番号を教えてください」などと言って、女性からキャッシュカード5枚をだまし取ったということです。

永森容疑者はだまし取ったキャッシュカードを使って黒部市内のショッピングセンターなどのATMから合わせて現金182万円を引き出し、盗んだ疑いがもたれています。

調べに対し永森容疑者は容疑を認めているということです。永森容疑者は10月にも同じような手口で通帳を盗み、現金50万円を引き出した疑いで逮捕されていて、一連の事件では闇バイトに応募して犯行に及んだ旨を話しているということです。

警察は永森容疑者が、匿名流動型犯罪グループ、通称トクリュウの中でだまし取った通帳やキャッシュカードを使ってATMから現金を引き出す「出し子」の役目を担っていたとみて、共犯者の行方を追うなど捜査しています。

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