10日、福岡県沖を航行中の海上自衛隊の掃海艇で火事があり、消火活動が行われましたが、11日未明に転覆しました。
海上保安庁は11日午後から行方が分からなくなっている乗組員の潜水捜索を行っています。
10日午前10時前、福岡県宗像市沖を航行中だった海上自衛隊の掃海艇「うくしま」から、「エンジンルームから火災が発生した」と第7管区海上保安本部に通報がありました。
海上保安庁の巡視艇5隻が現場に急行し、煙を吸うなどした男性乗組員1人を救助。
命に別状はないということです。
その後、火は一度消し止められ、エンジンルームに取り残された古賀辰徳3等海曹の捜索が行われていましたが、「うくしま」が再び燃えだしたため捜索は中断。
11日午前0時過ぎに「うくしま」は転覆し、火が消えたということです。
海上幕僚長・齋藤聡海将「国民の皆様には大変ご心配をおかけしております。事故調査委員会を設置しました。今後、当該火災事故の原因について調査を進めてまいります」
事故を受け、斎藤海上幕僚長は10日、臨時の会見を開き、事故調査委員会を設置するとともに、海上保安庁と連携して行方不明者の捜索に尽力する考えを示しました。
西田裕樹カメラマン「特殊救難隊が海中に潜って捜索しています」
海上保安庁によりますと、「うくしま」の船尾部分は海底についた状態で、浮きブイなどを使って水中で船体を安定させることができたことから、午後1時前から古賀3等海曹の捜索を再開しています。
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