青森県弘前市民のソウルフードであるラーメン「中みそ」。もともと営業していた「中三弘前店」の閉店を乗り越え、8日、弘前駅前の商業施設で2か月ぶりに復活しました。
開店前から約50人が列を作り、待ちわびていた「中みそ」の復活。
藤崎町から来た人は
「楽しみにしていました。ゆっくり味わって妹にも教えたい」
東京から来た人は
「ちょうどきょうオープンと聞いて、チャンスだなと思って来ました」
再出発の舞台となったのは、弘前駅前の商業施設・ヒロロです。
『中みそヒロロ店オープンします!』
市川麻耶キャスター
「およそ2ヶ月ぶりの中みそのみそラーメンがいま提供されました」
「中みそ」は、1971年に「中三弘前店」で誕生してから絶大な人気を誇りましたが、中三の経営破綻により2024年8月に姿を消しました。
弘前市民のソウルフード「中みそ」の復活に訪れた人も感慨ひとしおです。
食べた人は
「おいしい!やっと食べられた」
「もう食べられないと思っていたんですけれども、こうやって食べてみると本当においしいですよね。においからまず良くて」
賑わうフロアでひときわ、特別な思いで食べていたのは弘前市の大澤良子さんです。中三の営業最終日、それも閉店前“最後の一杯”を食べていました。
8日は娘、そして孫と3世代でこれまでと変わらない味を楽しみました。
大澤良子さん
「食べたその次の日ですね。中三が閉店しますって言ったんで『最後の最後の客になったね』って話していたんですけれども、まさかこうしてまた食べられるとは思っていませんでしたので、すごく感激です」
Q.2か月振りの味は?
「変わらないです。やっぱりこれしかないなって感じ。ずっと続いてほしいです」
ヒロロでの復活には、中三で働いていたスタッフが携わっていて、歴史をつないでいける喜びをかみ締めながら腕をふるっていました。
中みそヒロロ店 三浦加奈 店長
「昭和・平成・令和と、ずっと続いてきたラーメンなので、これを途絶えさせることはできないと思ったので、再開できるということで大変嬉しく思っています」
中みそヒロロ店は、この週末は1日500杯の販売を見込んでいて“弘前市民のソウルフード”は、新天地でも変わらずに愛されることになりそうです。
中みそヒロロ店は、午前11時から営業開始で午後7時がラストオーダーです。
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