長崎市の小学校で、伝統的な醤油づくりを学ぶ出前授業が行われました。
林醤油本店 醤油もの知り博士 林温子さん(34):
「これが炒った小麦、これが大豆、この下に塩が入ってます。ここの中に麹菌っていうのを入れます」
出前授業を行ったのは、島原で百年以上続く「林醤油本店」の林温子さんです。去年、日本醤油協会から、女性では九州初となる「醤油もの知り博士」に任命されました。
醤油がおいしくなる秘密は「発酵」にあります。発酵段階の異なるもろみを絞って「生醤油」をつくり、香りや味の違いを体験しました。
参加した小学生:
「すっぱ~い!」
「あー。ちょっと(醤油に)近づいてきた」
参加した小学6年生:
「発酵していくごとにどんどん苦みがなくなった」
林醤油本店 醤油もの知り博士 林温子さん(34):
「なかなか工場に入らないと、味とか香りは体験できないんですけど、身近で近くで開けて臭いを嗅ぐとか、味見をするっことで一番わかってもらえる。それを知ってスーパーに行った時に、おいしいものを見極めができればいいなと」
林さんは今後も、小学校などで醤油と和食文化の魅力を伝えたいとしています。
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