アメリカ大統領選挙でトランプ氏が勝利したことを受け、被爆地である長崎市の鈴木市長は、「核兵器のない世界」の実現に向けて強力なリーダーシップを発揮すること、そのために被爆地訪問を求めるとするコメントを発表しました。
【アメリカ大統領選出に関する市長コメント】
今回のアメリカ大統領選挙において、ドナルド・トランプ氏が当選を確実にしたとの報道に接しました。心よりお祝い申し上げます。
現在、国際社会においては分断が深まり、核兵器を巡る国際情勢はさらに悪化の一途を辿っています。こうした厳しい状況下だからこそ、核大国であるアメリカには、核軍縮に向けた世界の模範となる行動をとっていただき、武力ではなく対話と外交努力を通し「核兵器のない世界」の実現に向けて強力なリーダーシップを発揮していただくことを強く望みます。
そのためにも、大統領就任後、可能な限り早い時期に被爆地を訪問していただき、被爆の実相に触れていただきたいと思います。
特に、これまで自らの痛みや苦しみを抱えながらも「世界中の誰にも、二度と同じ体験をさせてはならない」という確固たる思いで核兵器廃絶を訴えてきた被爆者の声に耳を傾け、一人の人間として心で感じていただくことを切に願います。 令和6年11月7日 長崎市長 鈴木史朗
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