居住実態がない福岡県久留米市が発行した国民健康保険証を不正に使用し、自己負担金以外の支払いを免れたとして過激派組織・革労協主流派のメンバーの女が逮捕されました。

女は過去2つの事件で指名手配されていましたが、いずれも時効を迎えていて、警察は少なくとも20年以上にわたり女の所在を把握できていなかったということです。

詐欺の疑いで逮捕されたのは住所不定で過激派組織・革労協主流派のメンバーの後藤あざみ容疑者(69)です。

後藤容疑者は2023年7月29日と8月15日、居住実態がない福岡県久留米市が発行した国民健康保険証を東京都内の病院で不正に使用し、自己負担金以外の支払い(約9000円)を免れた疑いが持たれています。

後藤容疑者の認否は明らかにされていません。

警察が組織の活動実態を調べるなかで事件が発覚し、後藤容疑者の現在の生活拠点など裏付け捜査を進めた結果、5日の逮捕に至りました。

警察によりますと、後藤容疑者は2015年に福岡県久留米市に住民登録をしていましたが、一度も居住した実態がなかったということです。

後藤容疑者はこれまでに凶器集合準備の疑いなど2つの事件で指名手配されていましたが、いずれも時効を迎えていて、警察は少なくとも20年以上にわたって後藤容疑者の所在を把握できていなかったということです。

警察は6日、福岡県内と東京都内にある後藤容疑者の関係先4か所を家宅捜索し、組織の活動実態や後藤容疑者の役割について捜査しています。

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