給食の後にアレルギー症状を発症した小学1年生の児童の保護者が6日に会見を開き、学校はマニュアルに沿った行動をしていなかったなどとして、上越市教育委員会に対して謝罪と事故原因の究明を求めました。

「今は学校に行きたいという気持ちがあるのですが、学校側で環境がしっかりできていないということで、受け入れ体制ができ上がっていないと拒否されています」

児童は2024年9月に、新潟県上越市の小学校で給食が終わった後にアレルギー症状を発症して一時入院し、その後は学校に行っていないということです。
上越市教育委員会では、児童はアレルギー物質の「卵」を使った料理は食べておらず、“かきたま汁”の食器に触れたことでアレルギー症状を発症したとしています。

それに対して保護者は、卵に触れただけではアレルギー症状は起きないとして、原因究明を求めました。

また、児童にアレルギー症状が現れたにも関わらず学校は、内服薬やエピペン(症状を一時的に緩和する)の使用を検討しておらず、市のマニュアルに沿った対応をしていなかったと訴え、市教育委員会に謝罪を求めました。

「しっかり症状を伝えていただきたかった。であればその際に『薬を飲ませてください。エピペンを打ってください』と言えていたのですが、全くそういう連絡ではなかった」

上越市教育委員会は、「要請書を精査しているのでコメントは差し控える。内容を精査して対応していく」としています。

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