7日まで展開される文化財保護強調週間に合わせ、青森県八戸市の神社では防火訓練が行われ、県や市が指定する文化財の運び出しや消火手順などを確認しました。

八戸市の小田八幡宮には、県重宝に指定されている八脚門や、江戸時代に千風庵百々が選評した八戸市で最も古い俳諧献額があります。

6日の訓練は、拝殿の近くにある小屋から火が出た想定で行われ、小田八幡宮の神職3人が参加しました。

訓練では、消防が到着するまでの間に初期消火をし、そのあと、俳諧献額に見立てたものを拝殿から運び出しました。

小田八幡宮 河村道輝 権禰宜
「いざ火事だというときに心構えがないとなかなかうまく進まないという気もしました。きょう運んだのは額という大きさのもので、1人で運べるかどうか難しいと思っています。今後どういう段取りをつくったらいいか検討していきたい」

神職たちは、訓練後に消防署員から初期消火のやり方や、文化財の搬出について指導を受け、万が一の際の対応を確認しました。

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