コインパーキングで料金を支払わずに立ち去った男性の一部始終を防犯カメラがとらえていました。どのような方法だったのでしょうか。

深夜11時頃、島根県松江市内のコインパーキングに設置された防犯カメラの映像です。

【提供】防犯110番

1台の軽自動車が入って来ました。左の前輪は黄色いホイールのスペアタイヤ。よく見ると後輪もつぶれパンクしているようです。

別のカメラでは、右側のタイヤは無事のようです。

1人の男性が車を降り、荷物を取り出しドアをロック。男性はどこかへ立ち去りました。

翌日、昼過ぎになって男性が現れました。すると間もなく駐車場の前に黒っぽい軽ワゴン車が到着。降りて来たのは修理業者のようです。

【提供】防犯110番

男性が車の下の方を指さします。すると修理業者は車からタイヤを運んで来ました。

4本のタイヤ全部をここで新品に履き替えるようです。

交換作業が始まると男性は精算機に近寄り、何か操作しています。しかし精算機のカメラで確認すると、料金を確認しているだけで支払ってはいません。少なくとも16時間ほど駐車していたはずです。

【提供】防犯110番

スマホを持って精算機に近付くこともありましたが、この精算機は現金払いだけです。

一方、不思議なことに駐車スペースのロック板は当初上がっていましたが、何故かいったん下がり、しかしもう一度上がります。でもすぐまた下がりました。

タイヤ交換が終わると男性は、車に乗り込み、料金を払わないまま走り去りました。

この映像を撮影したのは松江市の防犯設備士・塩治厚志さんです。

防犯110番 塩治厚志さん
「ジャッキをかけたがために、ロック板が何かの影響で誤作動して下がって不正という形になったんです。(未払いの駐車料金は)1500円ですかね」

タイヤ交換で車を何度もジャッキアップし、地面にかかる重さが変化したためセンサーが誤反応し、ロック版が下がったようです。

【提供】防犯110番

後日、駐車場の管理をしている警備会社の連絡で塩治さんが映像を確認し、車を特定。

写っていたナンバーを元に警察を通じて問い合わせると、男性は、「警備会社に電話したら料金は要らないと言われた」、と弁解したといいます。

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