北海道旭川市に住む30代の女性が、ことし9月から11月にかけて、アメリカ国籍の男を名乗る人物から、嘘の投資話を持ちかけられ、約2150万円を騙し取られました。警察は、恋愛感情を利用したロマンス詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、旭川市に住む30代の女性は、7月末、マッチングアプリで日本に住むアメリカ国籍の男を名乗る人物と知り合い、その後LINEでやり取りをするようになりました。
すると、男から「2人の将来のため」などと言われ、偽の投資アプリをインストールするよう勧誘され、投資の名目で暗号資産の購入や、投資アプリへの入金、金融機関の口座への現金振込を指示されました。
女性は9月5日から11月5日までの間に、指定された投資アプリに5回にわたって暗号資産約450万円相当を送金。
また、投資で得た金を引き出すため、10回にわたって偽の投資アプリの金融機関の口座に約1700万円を送金し、その額は合計で約2150万円に上ったということです。
なかなか利益を引き出せないことを不審に思った女性が、偽のアプリの元となる本物の投資アプリのカスタマーサービスにメールで連絡したところ、取引履歴がない旨を伝えられ、詐欺に気づいたということです。
警察は、恋愛感情を利用したロマンス詐欺事件として捜査しています。
SNSで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑い、警察相談専用電話「♯9110」に相談するよう呼びかけています。
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