貴重な地形や地質を備え「日本ジオパーク」に認定されている「下北ジオパーク」で、認定継続に向けた現地調査が行われました。
調査初日となった3日は、調査員が青森県むつ市のビジターセンターに展示されているパネルに、英語の動画へ誘導する二次元コードがあることを確認しました。
また、釜臥山展望台などを訪れ、ジオパークガイドから下北半島の成り立ちについて、説明を受けていました。
ジオパークは、地質や地形から地球の過去を知り、未来を考えて活動する場所です。現在、国内には47地域に「日本ジオパーク」があり、地質遺産の保全や活動の質の向上などに向け4年に1度、学識者や地質の専門家などで組織される委員会が、認定の継続を審査します。
2016年に初認定となった「下北ジオパーク」は、今回が2回目の再認定審査で、前回指摘を受けたガイドツアーの説明の仕方など12項目についても確認が行われました。
日本ジオパーク委員会 田中裕一郎 委員
「(課題について)おおむね改善が進んでいるようなことが確認できました。それから、1番いいところとしては、教育活動や住民参加型のサポーターの会など一緒に住民の方々がジオパークに賛同して活動しているというところもしっかりと確認できた」
下北ジオパーク推進協議会 山本知也 会長
「小中高生のジオパークの活動が非常に積極的で、全国の中でも優れている点だと評価いただき、住民の活動についても熱量があると評価いただいているので、継続してやってきたい」
「下北ジオパーク」の再認定審査の結果は、2025年1月頃に発表される見通しです。
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