能登半島地震で倒壊し、横倒しのままになっている石川県輪島市の7階建てビルで、解体作業が本格的に始まりました。

市道にはみ出す形で横倒しとなっている輪島市中心部の漆器店「五島屋」では、きょう午前から、作業員が重機を使って慎重に解体を進めました。

元日の地震では、ビルの倒壊により隣の飲食店が押しつぶされ、店主の妻と長女が犠牲になっていて、倒壊原因の調査に影響が出ないよう、3階以上の部分が解体されます。

ビルで働いていた女性
「(五島屋は)私が30年近く勤めていた会社。もう少し早ければ。心の中では『大変ですね』と言って、手を合わせて通っていた」

解体工事は来年3月までに完了する見通しです。

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