万博の無料招待事業、現役の教諭らの請願が大阪府議会で可決されました。

 来年の大阪・関西万博で大阪府は府内の小・中・高校生らを1回無料で招待することにしていますが、今年3月のメタンガスによる爆発事故などを受けて、学校現場からは子どもたちを安心して引率できるか不安視する声も上がっています。

 こうした中、中学・高校などの現役教諭らで作るグループ「おまかせHR研究会」は、安全で教育的意義のある万博での校外学習にしようと、大阪府議会に請願を提出しました。

 グループは府に対しパビリオンや会場設備の情報を教職員に周知して、各学校の希望に応じた下見ができるようにすることや、教員が答えられない保護者からの問い合わせについての窓口を大阪府に設けることなどを求めています。

 5日の大阪府議会で請願の採決が行われ、全会一致で請願が可決されました。

 請願は、自分たちの要望を議会を通じて国や自治体に伝えるもので、可決されれば府は請願内容にどう対応したか議会に報告する義務があります。

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